ハンカチ必至! 『ワンダー 君は太陽』はハートウォーミングな感動作 古川ケイの「映画は、微笑む。」#54
◼︎800万部突破のベストセラーが映画化!
DRESS読者のみなさん、こんにちは。
今回みなさんにご紹介したいのは、全世界で800万部を突破した小説『ワンダー』を映画化した『ワンダー 君は太陽』です。
原作小説『ワンダー』の筆者は、グラフィックデザイナーとして活躍していたR・J・パラシオという女性。自身が頭部の骨格に障害のある女の子と出会った体験をきっかけに執筆をはじめました。
2013年に、新人作家として初めて書いた作品である『ワンダー』がニューヨーク・タイムズ・ベストセラーリスト第1位を獲得し、全米に衝撃を与えます。
『ワンダー』の主人公である10歳の少年オーガスト(愛称:オギー)は、『スター・ウォーズ』が大好きで、宇宙飛行士が憧れというどこにでもいる普通の男の子。ですが、彼の見た目だけは普通ではありませんでした。
遺伝子の疾患で人とは異なる顔で生まれてきたオギーは、宇宙飛行士のヘルメットでいつも顔を隠し、学校へ行かずにずっと自宅学習を続けていました。
ですがある日、両親は息子を外の世界へ送り出そうと決意します。
映画『ワンダー 君は太陽』は、決して先の読めないようなハラハラ・ドキドキの作品ではありませんが、小さい子からお年寄りまで誰もが楽しめる、ハートウォーミングな感動作です。