ハンカチ必至! 『ワンダー 君は太陽』はハートウォーミングな感動作 古川ケイの「映画は、微笑む。」#54
で、5歳の少年ジャックを演じブレイクした天才子役ジェイコブ・トレンブレイです。
本作に出演するにあたり、ジェイコブはオギーの医学上の設定である《トリーチャー・コリンズ症候群》の子どもたちを訪ねてリサーチと交流を重ねたそうです。
さらに、映画化にあたり原作者であるR・J・パラシオからの「オギーの描写を控えめにしないこと」という条件に応え、『マレフィセント』(2014年)でアンジェリーナ・ジョリーを変身させた特殊メイク効果デザイナーがオギーの顔面の人工装具を創作。ジェイコブ演じる、リアリティのあるオギーが誕生しました。
いじめや裏切りにくじけそうになりながらも、家族の愛を勇気に変えて立ち向かう、オギーの太陽のような魅力に、あなたもきっと微笑み、涙してしまうことでしょう。
◼︎家族のストーリーも見逃せない
本作の魅力は、オギーの成長物語だけではありません。
オギーのために、絵本のイラストレーターと、美術の先生になる夢を封印している母・イザベル。
どんな逆境でもジョークを忘れず、オギーと男同士の仲間としてリスペクトする父・ネート。
そして、両親から”世界一手のかからない子”と呼ばれている姉のヴィア。