アニメ好きが唸る、感動の痛ネイル。これさえあれば明日もがんばれる
他の指はユニフォームカラーの赤か白でシンプルに仕上げてほしい」といった簡単なオーダーをしていただけで、この仕上がり。
イラストを模写してもらう指以外をどうするか迷っていると、担当してくれたネイリストの小林由佳さんから、的確で素敵な提案がありました。
「ユニフォームの数字を入れてみますか」
「ラインを入れても素敵になるかと思います」
「面積の大きい親指が少し殺風景なので、ボールをイメージしてストーンを置いてみてはいかがですか」
……などなど。
途中まではふたりがかりで、爪を整えたり、ベースとなるカラーを塗ったりして、左右4本の指を約2時間かけて完成。その後、いよいよ模写が始まります。
マットなホワイトベースを乗せた爪をキャンバスに見立て、模写するイラストを見ながら、使われている色の絵の具を紙に乗せます。画家のパレットを見ている感覚です。
筆先が0.1〜0.2ミリほどの超極細筆と水、絵の具を用いて、とんでもなく小さなキャンバスを彩っていきます。
人の顔は立体的。だからこそ生まれる自然な陰影や髪の生え際、まつ毛、肌色の濃淡……緻密な模写で表現されたふたりのキャラクターは、原作者に描いてもらったかのような惚れ惚れする完成度です。