映画『英国総督 最後の家』感想。1947年独立前夜英国領インド最期の6カ月、真実の物語!
こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。
暑い日が続いていますが、元気でお過ごしですか?
読者の皆さんはカレー好きな方も多いと思いますが、最近、私はカレー好きが高じてお店を食べ歩くだけでなく、家でも身体に良いスパイスがたっぷり入ったインドのスパイスカレーをよく作ります。
カレー好きは、師匠の”安西水丸”譲りですが、夏こそカレーでパワーアップですね!
クミン・ターメリック・レッドペッパー・コリアンダーと基本の4スパイスを覚えれば、比較的簡単に作れるのでオススメですよ。
さて、「シネマの時間」第35回は、そんなカレー発祥の地、インドの激動の歴史を描いたヒューマンドラマ 映画『英国総督最後の家』をご紹介します!
イギリスによって1858年から統治され、1947年まで続いたイギリス領インド帝国。
第二次世界大戦によって国力が疲弊したイギリスは、約200年に渡る植民地支配を終えることにしましたが、当時インドでは少数派のムスリムと多数派のヒンドゥー教徒の間で宗教対立による暴動が多発していました。
イギリス返還のために最後のイギリス総督に就任したマウントバッテン卿とその家族は、デリーの壮麗なる総督官邸にやってきますが、独立後に統一インドを望む国民会議派と分離してパキスタンを建国したいムスリム連盟派、どちらの案を採用するか混迷を極めます。