「おみくじ」は吉凶よりも「言葉」を読もう! 基本の引き方・捉え方
が書いてあるはずです。そこに込められているものは、まさに神様からあなたへのひとこと。励ましであり、愛のこもったメッセージなのですから。
■おみくじのルーツを知ろう!
さて、そもそも「おみくじ」とは、一体どのようなものなのでしょうか? そのルーツとは、いにしえから多くの重要な懸案に用いられてきた、物事の決定・吉凶・勝敗・順番・当落などを判断するための、占いのひとつでした。
一般的に「くじ」というものには、ふたつの役割があります。ひとつは、偶然のはたらきを使って、物事を公平に決定するという役割。そしてもうひとつが、神様のお考えを伺う手段という役割です。この後者の役割を担っているのが、今も神社に受け継がれているおみくじのかたちなのですね。
おみくじは「御神籤」と書きますが、物事を始めたり進めていくにあたって、まずは御神意(神様の御心)を仰いで行うべし、という信仰の姿でもあるわけです。現在に見られるような、個人の運勢を占う目的のものが一般的になったのは、江戸時代に入ってからだと言われています。ちなみに、一般的な吉凶の順序は【大吉】→【吉】→【中吉】→【小吉】→【末吉】→【凶】となっています。