くらし情報『バカボンのパパに学ぶ「これでいいのだ!」セラピー』

2018年9月8日 21:00

バカボンのパパに学ぶ「これでいいのだ!」セラピー

編集部からお題をいただいたとき、漫画をはじめとするフィクションが、そもそも人生に影響を与えることができるのか……。そんなことを考えてしまいました。

でも、逆に私自身の人生の転機から考えてみたとき、もしかすると、そこには漫画の影響があったのかもしれないな、と思うことが確かにあったのです。今回は、そんなことを振り返ってみたいと思います。

目次

・「批判的な論文」に苦心したころ
・破壊力は「笑い」や「肯定」にこそ潜む
・主語を「わし」、語尾を「のだ」にしてみる
・「肯定」で問題を乗り越える力が湧いてくる


■「批判的な論文」に苦心したころ

Shutterstock 461537206


もう20年以上も前の話になりますが。私は大学の卒業論文の執筆に苦しんでいました。ある歴史的な文芸運動に対して批判的な検証を加えるつもりでしたが、文章は進まず、書き損じの山だけが大きくなっていきました。

そんなある日、私は都内の書店で、パリ第一大学のドミニク・ノゲーズ教授の『レーニン・ダダ』(ダゲレオ出版刊)という本と出逢います。ダダとは、ダダイズムという芸術運動のこと。マルセル・デュシャンの「泉」という代表作をご存じの方もいるでしょう。

デュシャンは1917年、男性用小便器を逆さまにしてR.Muttと署名し、ニューヨークのアンデパンダン展に出品しようと企てました。

「泉」は、それまでの芸術の概念や制度を問い直し、現代アートの出発点になったとすら評価されています。

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