くらし情報『棚橋弘至「今の自分を受け入れて、人生と全力で向き合う」』

棚橋弘至「今の自分を受け入れて、人生と全力で向き合う」

プロレスラー、棚橋弘至さんは美しい。言葉を変えると、色気がある。鍛え上げられた肉体もそう感じさせる理由のひとつだが、艶っぽい表情にぐっとくるのは、私だけではないだろう。

戦いの最中、相手の膝を集中攻撃するとき、棚橋さんは鬼になって、サディスティックな表情を浮かべる。相手の技を受け続けて、ボロボロになっているとき、棚橋さんの表情は切なくて、それでもなんとか希望をつかむんだといった、諦めない感情がにじみ出ている。

一方、メディア出演で見せる、爽やかな笑顔。何十本もの取材対応後に行った『DRESS』での取材中にも、「ちょっと飴食べてもいいですか?血糖値を上げたくて(笑)」と、癒やし系の笑顔を見せてくれた。

■棚橋弘至さん演じる悪役レスラー「ゴキブリマスク」

目次

・棚橋弘至さん演じる悪役レスラー「ゴキブリマスク」
・「かつてのエース」に自分を重ねて
・好きな仕事を理解してもらえない苦しみ
・仕事に誇りを持ち始める……心境の変化も見てほしい
・過去の栄光に引っ張られない
・チャンピオンはみんなに“次”を見せる立場
・編集後記
・作品情報
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あの独特のやわらかく、温かい微笑みは、棚橋さんがデビューして約20年、背負ってきたものや戦ってきたものの重さを現していると思う。
幾多のつらい経験を乗り越え、自分自身と闘ってきた人の笑みなのだ。

膝や肩、首、腕……棚橋さんは体中に爆弾を抱えている。年間150試合を超える戦いを20年近くも続けてくれば、満身創痍の状態になるのも無理はない。

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