こんにちは。格闘家の青木真也です。
ここ数年、女子格闘技がテレビ放映され、知名度を得ています。
ただ、「RIZIN」「RENA」など、団体や個人の名前は知っていても、他の団体や選手を知っている人の数はガクンと落ちるのではないかと思います。
大きな団体、表に出る選手の裏には、その何倍もの数の選手がいて、小さな会場で闘っています。
第4回目の今回は、女子格闘技団体「JEWELS」のアトム級(47.6kg以下)チャンピオン黒部三奈選手を取り上げます。
1.パフォーマンスを維持する気持ちの強さと覚悟がある
トレーニング、技術、医療などの進化でアスリートの競技寿命は伸びています。
一昔前であれば20代中盤を過ぎたらベテランであったのが、今は30代の選手はよく見かける光景になったし、40代の選手も存在する世界になりました。
格闘技においても同じことがいえて、競技寿命は確実に伸びています。これを書いている僕も35歳で、キャリア50戦を超えるベテランですが、まだ終わりが見えてこないほど。
黒部選手は1977年生まれの41歳です。
男女差を持ち込むのは好きではありませんが、他の競技を見ても、男子選手に比べて女子選手は引退の年齢が早いです。