映画『おかえり、ブルゴーニュへ』感想。ここは私たちを結ぶ場所。
■映画『おかえり、ブルゴーニュへ』あらすじー故郷フランス・ブルゴーニュのワイナリーを継ぐため、10年ぶりに再会した3兄弟のヒューマンドラマ。
ワインの世界的名産地フランス・ブルゴーニュにあるドメーヌの長男ジャン(ピオ・マルマイ)は、10年前、世界を旅するために故郷を飛び出し、家族のもとを去りました。
その間、家族とは音信不通でしたが、父親が末期の状態であることを知り、10年ぶりに故郷ブルゴーニュへと戻ってきます。
家業を受け継ぐ妹のジュリエット(アナ・ジラルド)と、別のドメーヌの婿養子となった弟のジェレミー(フランソワ・シビル)との久々の再会。
しかし、回復することなく父親は亡くなってしまいます。
残されたブドウ畑や自宅の相続をめぐってさまざまな課題が出てくるなか、父親が亡くなってから初めてのブドウの収穫時期を迎えます。
3人は自分たちなりのワインを作り出そうと協力し合いますが、一方で、それぞれが互いには打ち明けられない悩みや問題を抱えていました……。
10年ぶりに故郷へ戻った長男ジャンは、妻との離婚問題を抱えており、家業を次ぐ長女ジュリエットはワイン作りの才能を持ちながらも働き方に悩んでいました。
また、末っ子のジェレミーは別のドメーヌの婿養子となり舅問題にぶつかっています。
見渡すかぎりの葡萄畑、遮りもののないどこまでも広がる大空、風にそよぐ木々。