映画『エリック・クラプトン 12小節の人生』感想。エリック・クラプトンの壮絶な人生に迫る音楽ドキュメンタリー!
実の母親から拒絶され、祖父母によって育てられるという幼少期のトラウマとなった複雑な家庭環境。
ラジオ番組で紹介されていたブルース・ギターの世界との出会いは救いでした。
チャック・ベリーから時代を遮るようにしてブルースへの関心を深め、16歳で初めて聞いたロバート・ジョンソンの存在は決定的でした。
レコードやスタジオを相手にひたすら模倣の日々を続け、自分のスタイルを確立させます。
クラプトンの名を世間に知らしめたヤードバーズを経て、ジョン・メイオール&ブルースブレイカーズに在籍し、日夜ライブでブルースを奏で、「Clapton is God」と崇められます。
マーシャルアンプとギブソンのレスポールを組み合わせ、奇跡の音色を生み出し「ギターの神様」と呼ばれるようにも。
伝説的バンドであるクリームは、ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズとともに一斉を風靡。
しかし、ポップス路線で売り出そうとしたバンドの方向性の違いやメンバー同士の不和により、クラプトンはバンドを脱退。
お金や名声よりも音楽性を優先させ、共にブルースを追求する真の仲間を求め、スーパーグループ、ブラインド・フェイス、デレク・アンド・ザ・ドミノスなど、いろいろなバンドを転々とします。