映画『エリック・クラプトン 12小節の人生』感想。エリック・クラプトンの壮絶な人生に迫る音楽ドキュメンタリー!
ギタリストしての才能と抜群のルックスを併せ持つクラプトンはとにかくモテました。
そんななか、親友であるジョージ・ハリスンの妻であるパティ・ボイドに熱を上げ、ペルシャの恋物語と自らの報われない愛とを重ね合わせ「いとしのレイラ」を制作します。
「良くないのはわかっていたが、衝動を抑えられなかった」と当時の心境を語っています。
しかし、儚くも失恋。追い打ちをかけるように、祖父や親友のジミ・ヘンドリックス、デュアン・オールマンが次々とこの世を去ったことなどから、深刻なドラッグ中毒へ転落し、重度のアルコール中毒に陥ってしまいます。復帰不可能だと思われていたクラプトンでしたが、家庭を持ち80年代初頭に復帰を果たします。
そんな折、またもや大きな試練が降りかかります。
4歳になる最愛の息子コナーが、マンションの53階から転落して亡くなってしまったのでした。
失意のどん底に突き落とされたクラプトンを誰もが心配しましたが、そんな彼の心の痛みを和らげてくれたのはやはり音楽でした。
これから先の人生は、亡くなった息子を思いながら生きるという覚悟をし、音楽制作に没頭。
「ティアーズ・イン・ヘブン」