私が一生付き合いたい時計、ロレックス デイトジャスト
ペン・傘・腕時計。この3つに共通しているのは、手近なところにあって、あってもなくても困らないものだということ。
銀行の窓口に置いてあるペン、ビニール傘、スマホでもちゃんと機能は果たしますし、お値段もピンキリです。でも、何を選んでもいいようなモノをどう選ぶかということにこそ、その方のスタイルや考え方が無意識に現れる気がします。
とりわけ「この方は、いいもの、古いもの、気に入ったものを長く大切にするという価値観をお持ちなんだな」と伝わってくるような腕時計をつけている方には、大人の成熟した魅力を感じて嬉しくなるんですよね。
今回は私自身の「一生もの時計」についてご紹介します。出産の記念に買い求めたロレックスのデイトジャスト。
当時35歳だった私には分不相応な高価な買い物でしたが、働きながらの出産育児がしんどかったので、自分を励ます気持ちで手に入れました。
でも、この時計の価値を本当に知ることになるのは、ずっと後になってからです。
テニスプレイヤーの伊達公子さんがこの時計をつけていて、それがとても素敵に見えたので、私も真似してテニスをするときにつけていましたが、次第にガラスの表面やステンレスの表面に細かな傷ができました。