映画『サムライマラソン』感想。豪華キャストとアカデミー賞スタッフが贈る幕末エンターテインメント!
と見做して、アメリカの最新式の拳銃を携えた刺客を放ってしまったのです。
翌朝、五百鬼の企みに気づいた男がいました。
彼の名は唐沢甚内(佐藤健)。安中藩に仕える勘定方は仮の姿で、実は代々幕府の隠密として、不穏な動きを察知したら直ちに報告する役目を負っていました。
藩の上司の植木義邦(青木崇高)にはもちろん、妻にさえ打ち明けてはならない秘密でした。
それぞれの想いを抱えた参加者たちが、出発地点に集まってきます。
虚栄心から不正をしてでも1着を取ろうと気合いを入れる辻村や、遠足に乗じて江戸まで行こうと計画し、男装に身を隠した雪姫なども群衆に紛れていました。
守衛番を解雇された栗田又衛門(竹中直人)は、最後にひと花咲かそうと、亡き親友のまだ幼い息子と出場することに。
太鼓の音が響き、開始の掛け声で、元気よく一斉に飛び出す藩士たち。
しかし、ほどなく刺客たちが到着し、まずは関所が襲撃されます。
幕府か藩か揺れるなか、愛する者たちとここで出会ったことに気づいた甚内は、仲間たちに危機を告げ、一刻も早く城へ戻ろうと全力で走り始めます。
果たして、甚内は大切なものを守れるのでしょうか?
ゴールのその先にある日本の未来とは?
■映画『サムライマラソン』作品紹介
映画『サムライマラソン』
2019年2月22日(金)