2011年9月12日 08:09|ウーマンエキサイト

今改めて、“食”のこと。『ちゃんと、たべもの、プロジェクト』スタート

震災後、揺らぎつつある“食”に対する思い。福島はじめ、東北地方の生産者を応援したい気持ちはあるけれど、放射能汚染を見逃す訳にはいかず、複雑な気持ちでいる方も多いのでは? これまでの食料自給率低下や遺伝子組み換え作物の問題に加え、今、新たな局面を迎えた日本の食。「改めて私たち自身でちゃんと考えてみよう」そんな思いから始まったのが、『ちゃんと、たべもの、プロジェクト(略称:TTP)』だ。

今改めて、“食”のこと。『ちゃんと、たべもの、プロジェクト』スタート

このプロジェクトを主催するのは、有機食材宅配のパイオニア的存在の「大地を守る会」。大地を守る会では、震災後、契約農家の放射能検査を自主的に行い、その結果を公表すると共に、ウェブストアで『福島と北関東の農家がんばろうセット』や『子どもたちへの安心野菜セット』を販売するなど、消費者と生産農家のための様々な施策を行ってきた。

『ちゃんと、たべもの、プロジェクト』では、それらの経験も踏まえながら、ホームページを中心に「ちゃんと、たべもの」をテーマにした情報発信を行うと共に、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを活用して、消費者と相互コミュニケーションを図っていくという。

ホームページでは、「Imagine(イメージする)」「Think(みんなで考える)」「Know(知る)」「Share(つぶやく)」の4つのステップでコンテンツを提供。台所や畑など食を生み出す現場からの生中継や、「たべものとエネルギー」をテーマにした対談のUstream中継、フードジャーナリストによるコラムなどにより、様々な視点から身近な食を見つめ直すことができる他、生産者の方々の声を共有したり、自分の考えを書き込んだりする発信のためのツールも用意されている。
デザインもとてもかわいらしく、あたたかい雰囲気のサイトなので、難しいことは考えず、まずは一度覗いて見ることをオススメしたい。

今改めて、“食”のこと。『ちゃんと、たべもの、プロジェクト』スタート

9月12日(月)には、第一回目のUstream対談として、大地を守る会代表の藤田和芳氏と、震災以前からエネルギーシフトを提案し続けてきた活動家・田中優氏の対談が予定されている。この機会に、別々に考えがちな“食”と“エネルギー”について、その深い関係性を知り、自分自身で考えてみよう。そして、思ったこと、気付いたことはTwitterやFacebookで多くの人と共有することにもチャレンジしてはいかが?

食べることは生きること。飛び交う情報に右往左往してしまうのは止めて、自分自身で“ちゃんと”考えたいですよね。まずはこのサイトでイメージしてみることから、始めてみませんか?

取材/池田美砂子

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