『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』フリーダ・ピントインタビュー
演技以外に熱中していることは何ですか?いろいろあるけど、残念なことに全部をやれているわけではないの。私は旅ばっかりしているから、ほとんどの時間は時差ボケと格闘してるの!でも、私の情熱の多くは学ぶことに費やされている。私の目標はいろんなところに出かけて、自分の職業とはまったく関わりのない、全然違うことを学ぶことなの。最近は、古代インドのマーシャルアーツの型を習うというのが気に入っているわ。カラリパヤットと呼ばれる最古の武術なの。そこに赴いて学べるわけではないけど、実践することはできる。これは徹底的にその世界に没頭することが要求されるから、いったん始めたら後戻りはできないの。でないとマスターすることは決してできないから。
もっと学んで、いろんなことを知りたいわ。
あなたはとても美しい方です。美しさはあなたの人生とキャリアにおいてどの程度の役割を果たしていますか?ルックスについて考えることはとてもたやすいことだと思う。そのことにあまりにも耽溺して、自己陶酔してしまうと、映画を見るときにいつも、「まあ、どうしましょう。私の目線がうんぬん」などと常に言ってしまうことになるわね。そうなるといろんなことが虚しくなってくるわ。ロンドンの地下鉄の車内に腰かけて、ある場所からある場所に移動しながら、ありとあらゆるタイプの人々やそれぞれまったく違う表情やルックスの人を見るというのは愉しいわね。それぞれの人々がみんなとてもユニークだから。
これが私の見方なの。自分のことをみじめな風貌をしているなんて思わないわ。自分の両親が私に伝えてくれた遺伝子を持っていることを幸せに思っている。でも、そのことを自分が何者であるかということの主要な要素であると重要視しているわけでもないの。もし、私が写真撮影をするなら、自分が一番よく見えるように最大限の努力をするわね。それが写真撮影の肝心な点だから。でも、映画を撮るときには、演技にだけ集中し、見た目については考えないようにしている。正直言うと、映画に映る自分の姿を見るのはとてもつらいところがあるわ。
私はファッションに興味があるし、それがとても好きだし、ある意味、映画業界と切り離せないものだと思っている。そのふたつは密接な関係があるの。
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
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