いわき農作物見える化プロジェクト「見せます !いわき情報局」開設
いわき市の農林水産部 農政水産課が、いわき産の農作物に関して消費者の求める情報が網羅的・直観的に閲覧できるWeb サイト「見せます!いわき情報局」をこのたび開設した。
このwebサイトは福島県いわき市が、JAや生産者と一緒に東日本大震災による東京電力㈱福島第一原子力発電所の事故に伴う、いわき産農作物の風評被害対策として開設したもので、単に安全・安心を訴えるのではなく、“安全・安心”を消費者自身で判断してもらうための材料となる正しい情報を発信することが目的だ。農作物はもちろん、それを育む土、水、そして大気の検査結果のほか、いわき市やいわきの農業関係者の取組みに関する情報を、随時Webサイトを通じて公開していくという。
「放射性物質等の測定結果」や「放射能のはかりかた」、安全・安心の判断材料となる検査結果や関連情報など、主婦のみなさんが気になるコンテンツが充実している。
このほか、消費者の視点で落語家がいわきの農家をめぐる「見せます!いわき農家」や、種まきから収穫、放射能測定といった一連の作業を動画でレポートする「見せます 菜園」など、数字では伝えられない農家たちの想いや様々な取り組みを楽しく、分かりやすく紹介している。
ただ“怖いから”と東北の食材を避けるのではなく、正しい情報を得て安心・安全な食品を自ら選択していく知識と力を養うことが、これからは必要となっていくだろう。
取材/おうちスタイル編集部