道具のプロと肉のプロが共同開発した、本格的な炭火焼ロースターが新発売
東京都台東区の合羽橋道具街にある老舗料理道具店「釜浅商店」から、家庭でも使える、画期的な炭火焼ロースター「YK-T」が発売された。共同開発をしたのは、多くの美食家を唸らせてきたことでも有名な焼肉店「炭火焼肉ゆうじ」。
これは両者が「美味しい肉を焼くこと」を徹底的に追求し、理想の形を求めて、1年掛けて試行錯誤を繰り返し完成させたロースターだ。道具のプロと肉のプロによる究極のコラボレーション商品と言うわけだ。
特徴は、鉄の鋳物とステンレスの2種類の網を採用したこと。その理由は、肉の部位によって美味しさを引き出す方法が異なるためだ。鉄の鋳物はある程度の厚みがあり、それ自体が蓄熱をすることから、じんわり、ゆっくりと火を通すのに向いている。したがって赤身の肉を焼くときに使用。ステンレスは余分な脂を落としながら、直火でサッと焼くのに向いているため、ホルモンを焼くときに使用する。
また、洗いやすさを考慮してロースター本体は金属製に。ただし卓上で使う際には側面が熱くなりすぎると火傷を覆う危険もある。そこで本体内部に工夫を凝らした。
空気の層を2つに分け、七輪のように断熱性を保ちながら、空気を多く取り込みすぎないよう、吸排気を制限し、放熱を極力抑えるように設計した。
このロースターは「炭火焼肉ゆうじ」でも今後使われる予定とか。そんな人気店で使用される道具とあれば、炭をくべて、家で本格的な炭火焼にチャレンジしたい人にはぜひおすすめだ。お子さまと一緒ではなかなか訪れにくい焼肉店も、これさえあれば家庭で美味しい焼肉を楽しむことができる。
サイズ:本体W32cm×H16.5cm×D18.5cm
価格:17,200円(2種の網付き)
お問い合わせ:釜浅商店本店
Tel. 03-3841-9355
http://www.kama-asa.co.jp/
取材/杉江あこ