2回連続!『キツツキと雨』公開記念インタビュー 小栗旬編
●幸一と克彦の関係性そのものも素敵ですね。幸一は、克彦さんと出会うことで少しずつ変わっていきます。そこに徐々に何かが生まれてくるんです。苦痛しか感じていなかった幸一に希望のようなものが芽生えるんですね。
●役所さん、小栗さん共に自身で監督経験があるかと思いますが、今回新人監督を演じるにあたって、今回の作品に活かされたことや、参考になったことはありますか?映画の中で、幸一が逃げ出してしまうシーンがあります。その時の気持ちは、映画を撮影していた頃、自分が日々感じていたことでした。自分の希望で始めたことでしたが、いざやり始めてみたらとても大変で、明日は雨だったらいいのにと思ったり、誰もいない場所に行きたいなーと思った理、今回の役を演じるにあたって自分のことを思い出しました。
●本作は第24回東京国際映画祭で「審査員特別賞」を受賞し、更にドバイ映画祭では日本映画初の3冠(最優秀男優賞、脚本賞、編集賞)に輝きました。海外で色んな方が見ることについてどう思われますか?すごく嬉しいです。綺麗な日本の風景だったり、ゆったりとした日本人独特の沖田監督に流れてる時間だと思うのですが、すごく日本らしい映画だなと思うので、そういうところで日本というものを感じてもらえたら嬉しいです。
作品情報『キツツキと雨』
配給:角川映画
2012.2.11 sat 全国ロードショー
(c)2011「キツツキと雨」製作委員会