毎年恒例、2万人が観る「シドニー・マルディグラ」で感動体験
シドニーのLGBTシーンを語るのに欠かせないのが毎年3月の頭に開催されるゲイ・プライド・パレード「シドニー・マルディグラ」。1978年の第一回目は同性愛への理解を訴えるデモ的なもので参加者は500名程度。警察と衝突するという偏見と差別の中でスタート。それが今では、オーストラリア最大のイベントとして世界中からLGBTQIピープルや、観光客たちが見学にシドニーに訪れる一大イベントに成長した。
©Manabu KONDO
パレードスタートは夜の19時30分から。場所は市内にあるハイドパークからゲイカルチャーの中心オックスフォードストリート。今年はフロートと呼ばれるきらびやかな装飾が施された山車が134。参加団体も総勢9000人以上が登場。
また、今年はスペシャルゲストにオーストラリア生まれでゲイ・アイコンでもあるカイリー・ミノーグが登場!彼女のアーティスト25周年の記念でもあり、パレード参加で大いに盛り上がりをみせた。
パレードは毎年テーマがあり、今年は「インフィニティ・ラブ(無限大の愛)」。そして、同性での結婚への理解と権利をアピール。誇りと幸福感に満ちた笑顔の同性カップルたちが手を取り合いながらパレード行進をする。
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