『だれもがクジラを愛してる。』主演ドリュー・バリモアにインタビュー
●自身が演じたレイチェル・クレイマーについて私が演じるレイチェルはがんこ者。私もがんこよ。がんこな人を演じるのは面白いわ。私はつい人を喜ばせたくなるから、がんこな人を演じたり、そういう自分を表現する機会がこれまであまりなかったの。だから今回ケン・クワビス監督の指導のもと、レイチェルを演じられたのがすごく楽しかった。だってクジラや動物たちを助けたり、環境を保全するすばらしい活動をしているんだもの。彼女はいたずらで子供っぽいがんこさを持つ一方で、任務を遂行するまで手を緩めないところがあるの。そんな彼女を演じるのが大好き。
シンディがそのような女性だったことがうれしいし、また、ケンがレイチェルをそのまま表現してくれたことがうれしいわ。
●役作りのために行った事はありますか?実際にアラスカにいて、水中で本物のクジラを前にして、凍えそうなほど寒くて、魔法のような雪が降るのを見ている。実際の舞台に立っているんだもの、フリをする必要なんてないわ。ここにいるんだもの。
●それまで対立していた人々が一致団結したのは何故だと思いますか?だってクジラよ。もっとも畏敬の念を起させる生き物でしょう?だから映画のクライマックスでみんなが懸案を脇に置いて、自分たち以上の大きな存在のために力を合わせられたことは、決して驚きじゃないわ。
●この映画が伝えたいことはなんでしょう?この映画には教訓があるけど、薬のように苦くない。楽しくて、エンタテーニングで、感動的で心にしみる映画なの。たとえ疲労困憊していても、打つ手がないと思えるようなことでも、希望はあるというメッセージが込められているわ。そして人の意見も変えられるということ。常識だとか、動かしようがなく思えることも、変えていけるということ。そこが大好きなの。
作品情報『だれもがクジラを愛してる。』
監督:ケン・クワピス
出演:ライザ・チェイシン、デブラ・ヘイワード、スチュアート・ベッサー、ポール・グリーン
配給:東宝東和
2012年7月14日(土)よりTOHOシネマズ シャンテにて公開
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