長谷川理恵の暴露本に学ぶ、「自分語り」という名の大きすぎる墓穴 【連載:ビバ!ばら色人生から学ばせて Vol.9】
働く女子を刺激するAnother Action、ウーマンタイプがお送りするランチタイムのお慰みコラム【ビバ!ばら色人生から学ばせて】の、今回のテーマは「長谷川理恵の暴露本に学ぶ、「自分語り」という名の大きすぎる墓穴」。
長谷川理恵の『願力』、お読みになりましたか?妊娠&入籍報道後ものらりくらりとマスコミ取材をかわしていたのは、この暴露本……じゃないライフスタイル本で全てを語るため。溜めて溜めて溜めてェェェっから吐き出しただけあって、『願力』、凄まじい内容でした。
ちょいちょい出してくるマイナスイオン高めワード(マラソン、オーガニック野菜、ヨガ、サーフィンetc)で、滲み出るドス黒い復讐心を相殺しようと思ったのかもしれませんが、コレが全然消えてない!散々恨み節をかましながら、最終章「幸せ探し」では突然“スピリチュアルな私”を語り出すし、本当に貪欲なお方です。オンナの自意識ダダ漏れ本としては、この上ない出来なのではないでしょうか。西川史子センセイからは「女の賞味期限切れ」と揶揄され、Amazonコメントは☆ひとつの嵐。
そもそも、長谷川理恵という人が何者なのか、一般人には全くもって不可解なのです。私も「石田純一の元カノ」という切り口だけでここまで生き延びるってスゴイくらいの認識でした。
本書によると、ミス・キャンパスに選ばれたのをきっかけとして『CanCam』デビューした長谷川さん。いきなり別冊付録のハワイBOOKでモデルを任され、「単なる読者モデルの女子大生が単独で、一冊まるまるモデルを務めたことが赤文字系ファッション雑誌界では前代未聞と騒がれていたらしい」とのこと。
へぇぇ。デビューから4か月後には表紙を飾り「当時の『CanCam』の表紙はタレントさんに決まっていて、専属モデルとはいえ素人の女子大生が表紙に登場するのは9年ぶり」だというから、またへぇぇ。長谷川さんから語られる「みんな知らないかもしれないけど、私モデルとしてすごかったんだから!」という魂の叫びに、心のへぇボタン連打しまくりでした。
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