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死を隠すことなく言葉に変えた「想送歌」 Hilcrhymeが語る曲に込めた想いとは?

ウーマンエキサイト


Excite:スペシャルドラマ『ゆりちかへ ママからの伝言』(1月26日21:00~テレビ朝日系)の主題歌として書き下ろした曲だそうですね。



TOC:余命を宣告された母親が、それでも1日でも長く生きようとする姿や、子供のために何を残せるかって一生懸命に考えた結果、手紙という形に行き着く…。それがいずれ1冊の本になることで、想いは残っていくんです。ドラマを見て、想いと同じくらいに大切だと感じたのは、“死”でした。人はいつかは死ぬし、避けられない。
そういったことを、濁さずにそのまま歌詞に書きました。



Excite:ドラマの世界観を大切にしたと。



TOC:ドラマありきでこの曲は作ろうと思いました。とういのも、(ドラマの)プロデューサーさんの熱意がすごくて、是非、Hilcrhymeに書いて欲しいって言ってくださったので、その想いに応えたかった。その人が出した要望が「ネガティヴなものにして欲しくない」というもので、死という結末が待っていても、ドラマはあくまでも見終わった後にポジティヴに感じてもらえるように作っているから、曲もそうあって欲しいと思いますね。


Excite:ドラマの映像を見て曲を作るのは初めてだったとか。



TOC:イメージしやすいので作りやすかったですが、一方で、あとは曲ができれば完成すると思うと、ハードルが高いなって(苦笑)。作詞するときはいつもテーマを先に考えて書くんですが、今回はそのテーマが既にある状態。
ドラマ=テーマだと思って主題歌を書き下ろしました。かといって、誰からも共感してもらえる曲を作るというアティチュードは変わっていないから、ドラマを見ないと分からない曲にはならないという自負もあります。



Excite:KATSUさんとはどんな話を?



TOC:今回は曲の方向性が明確だったので、KATSUに「こんなテンポの、こんな感じの曲にして欲しい」って自分がプロデュースしていくような感じで作っていきました。


Excite:二人とも職人気質だから、とことん突き詰めそう。



TOC:それはありますね(笑)。お互い注文を出されたものに対して、最善を尽くす。相手をオッと思わせたい気持ちもないわけじゃないけど、それが強いといい結果にはなりませんね。ケース・バイ・ケースですが、いいときもあれば、トゥーマッチのことも(笑)。

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