「ユニセフ」シリア緊急募金のお願い~武力紛争と厳しい寒さにさらされている子どもたちへ~
戦乱が長引いて、いまだに国外避難する人々が増え続けているシリア。
この紛争の影響と、過去10年間で最も厳しい寒さにさらされている子どもたちの命を守る支援のため、日本ユニセフ協会は先月より「シリア緊急募金」の受付を開始した。
大雨や雪、凍りつくような寒波にさらされている子どもたちに健康被害が広まっている。
この危機の影響を受けている子どもたちは、確認されているだけでも210万人と推定され、何とか生活を維持するための人道支援が緊急に必要とされている。それと同時に、紛争被害にあっている子どもたちの心のケアや教育の支援活動も続いている。
日本ユニセフ協会は、昨年よりシリアや周辺各国のユニセフ現地事務所からの情報をホームページに掲載し、人道支援緊急募金として支援を求めてきた。さらに、先月、ユニセフ本部においてシリアの緊急対応レベルが引き上げられたことを機に世界的に「シリア緊急募金」の呼びかけが開始されている。
しかし、ユニセフが要請している約168億円に対し、現在、確保できている資金は、そのわずか12%という状況。
約146億円の資金がまだ不足している。
集められた募金は、例えば、次のようなものに使われる。
3,000円の支援→「防寒用の手袋60人分」
5,000円の支援→「冬用衣類や靴一式」
10,000円の支援→「毛布16枚」
30,000円の支援→「生後3ヵ月の赤ちゃん用防寒着14セット」
ひとりでも多くの子どもたちの命を守るため、多くの支援が必要とされている。
ユニセフ「シリア緊急募金」特設サイト
http://www.unicef.or.jp/kinkyu/syria/
募金は上記Webサイトから可能で、クレジットカード、インターネットバンキング、コンビニエンスストアから支払方法が選択できるようになっている。