職場の後輩を上手に動かすための3つのポイント

■02. プラス思考の言葉がけを後輩の仕事ぶりに「そんなやり方じゃダメ」と高圧的な態度をとっていませんか?

「ダメ」と言われると萎縮してしまい、自信を無くしてしまうのが人の心理。後輩の仕事のスピードが遅い、要領が悪い…そんなとき、一言いいたい気持ちはぐっと抑えて、プラス思考での言葉がけをしてみましょう。

「ダメ」と頭ごなしに否定するのではなく、「こうすればもっと良い」「こんなやり方はどう?」と言い方を変えるだけで、相手が受ける印象はだいぶ違います。

例えば、後輩の作成した提出書類にミスがあったときに、「ミスをしちゃダメじゃないの!」ではなく、「期限内に仕上げられたね。あとはミスがなければ完璧だったね」などとプラス面を見つけて声かけすると、相手の前向きな気持ちを引き出すことができます。

■03. 「怒る」のではなく、上手に「叱る」先輩として、後輩がミスをしたときには叱ることも必要です。でも、ただ自分のイライラした感情をぶつけていては、相手の反発を生むだけで成長や改善は望めません。

逆に、普段仲の良い後輩に「嫌な先輩と思われたくないから叱れない」と、ミスをしっかり指摘しないままでいるのもNG。


仕事でのミスは、後輩にとっても大切な成長のチャンスです。「後輩にもっと良くなってほしい」という期待をこめ、毅然とした態度で叱ることが大切です。

叱るときに大切なのが、相手の人格を否定するような言葉は決して使わないこと。あくまでもミスをした行動についてのみを指摘するようにしましょう。ミスを指摘しつつも「こうすれば良かったのでは」などと、具体的な改善方法を提示するとベストです。

褒めるときとは反対に、叱るときには後輩のプライドを傷つけないよう人前を避けて。叱った後はスパッと気持ちを切り替えて、いつまでもお説教を引きずらないようにしましょう。

後輩が成長するのもしないのも、先輩であるあなたの腕次第。
日頃のコミュニケーションを大切に、3つのポイントを押さえて「デキる先輩」を目指しましょう。

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