『オズ はじまりの戦い』東の魔女役レイチェル・ワイズにインタビュー
作家ライマン・フランク・ボームによる不朽の名作「オズの魔法使い」の前日談をディズニーが完全映画化した『オズ はじまりの戦い』。
手がけたのは『スパイダーマン』3部作のサム・ライミ監督と、『アリス・イン・ワンダーランド』のスタッフたち。一人のマジシャン、オズが偉大なる魔法使いになるまでの戦いを描いたアクション・ファンタジーとして話題沸騰中!
東の魔女エヴァノラを演じたのは、『ナイロビの蜂』でアカデミー賞を受賞した演技派女優、レイチェル・ワイズ。このたび来日した彼女へのインタビューを届けよう。
■この役柄を受けたいと思った理由はこの企画のどんな要素でしたか? エヴァノラを演じることに本当の意味で魅力を感じたのは、バッド・ガールになれるということだったと思うの。彼女は悪行を大いに楽しんでいるわ。このキャラクターに私が惹かれたのもその部分だと思うの。それに脚本も気に入ったわ。
小説「オズの魔法使い」の優れた前日譚であり、あの魔法使いの出現の物語が素晴らしい想像力で描かれていると思ったの。
それにサム・ライミと一緒に仕事ができることにも興奮したわ。私は彼の映画のファンだったけれど、今では彼自身の大ファンにもなったの。サムの演出を受けることはとても楽しかったし、彼は本当に素晴らしい人なの。それに、ジェームズやミラやミシェル、素晴らしいキャスト陣。呼ばれて嬉しい最高な企画だった。
■あなたが演じた役柄は? 私が演じたのは魔女の1人の東の魔女エヴァノラ。エヴァノラがこの映画に登場するのは、ちょうどオズがエメラルド・シティにやって来た時期。
エメラルド・シティには、ある予言があり、オズの国を救ってくれる魔法使いの出現を私たちは待っていた。そんなときにオズが現れると、ミラ・クニス演じる私の妹の西の魔女セオドラは、彼の名前がオズなので、彼こそがその魔法使いだと考えるのよ。
でも私は確信が持てなかった。彼はペテン師かもしれないと思っていたの。それに私には王座を守ろうという意識が強くあった。そこで彼を試すのよ。彼が本当に予言された魔法使いなのかどうかをね。