強烈なインパクトの先生っていた? 『フランケンウィニー』ティム・バートン監督インタビュー
■先生たちも、あなたが学校で出会った先生がモデルなんですか? 『フランケンウィニー』には、僕の学校にいたちょっと怖くて難解なんだけど、同時に興味をそそられる先生たちが反映されている。誰しも人生で何人かそういう先生に出会うものなんだ。「うわぁ、何あの先生? 一体何者なんだい? 」という感じで、強烈なインパクトを与える先生がね。
■本作のストーリーはディズニーには暗くて怖すぎるかもしれないと心配しませんでしたか? そんなことないよ。僕としては、伝統的なディズニー映画そのものだと自信を持ってた。ディズニーの『バンビ』や『ライオン・キング』も、見方によってはそれほど違わない感情を扱っているからね。
ディズニー映画にはある種の危険や暗さの要素が入っていて、そういうものをすべてのディズニー映画から取り払ってしまうと、全然違ったものになってしまう。『フランケンウィニー』はハッピーエンドだし、そういう意味ではディズニーの範疇を逸脱しているとはまったく思っていないよ。
■白黒映画製作にあたり、ディズニーを説得するのは難しかったですか? それが意外と全然難しくなかったんだ。以前は白黒映画製作の承諾を得るのは大変だったんだけれど、『フランケンウィニー』では、ディズニーもすぐに僕が目指すものを理解してくれたんだと思う。
ストップモーションのテクニックは白黒のほうがはるかに効果的だし、ストーリーにもぴったりなんだ。このほうがより感情を表現できるしね。今回は大した問題にならなかったんで僕もうれしいよ。
■『フランケンウィニー』は、あなたにとって2005年の『コープス・ブライド』」以来のストップモーション映画ですが、テクノロジーはどの程度変わりましたか? 全然変わってないんだ。今も同じだよ。今でも、アニメーターが人形を毎秒24コマ動かすというテクニックなんだ。
でも、だからこそ僕は大好きだし、みんなも気に入ってくれてるんだ。
ストップモーションで人形をコマ撮りしていくという素朴さ、そうやってストーリーができ上がっていく、というところにワクワクする。すごくマジカルなんだ。
・『フランケンウィニー』
公式サイト
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