働いていれば、会議で発言したり、プレゼンテーションを担当する機会は誰にでもあるはず。だが、人前で話すのは苦手という人は多い。
話し上手にはなりたい。でも、難しいプレゼンスキルやトーク術を勉強するのはハードルが高いし……。「そんな女性たちにおすすめなのが、バスガイドさんに学ぶ方法です」というのは、プレゼンテーション講師の伊藤誠一郎さん。
伊藤さんによると「プレゼンテーション=旅、プレゼンター=バスガイド、聞き手=旅行客」に置き換えられるそう。「バスガイドは人前で話す時の基本ルールをすべて押さえているので、彼女たちをイメージすれば自然と話すコツを掴めます」という伊藤さんにバスガイド式のトーク術を教えてもらった。
■バスガイド式トーク術 1、話の「地図」を描く自分は詳しく説明したつもりなのに、相手から「結局、何が言いたいの? 」と突っ込まれてしまう。
すると自分でも、「何を言いたかったんだっけ? 」と混乱して、話が続かなくなってしまった……。
こんな失敗をするのは、聞く側はもちろん、話す本人にも話の全体像が見えていないから。途中で迷子にならないためには、事前に“話の地図”を描く必要がある。