倉科カナの清々しい笑顔の秘密に迫る! そのマインドを、頑張って働く独身女子に伝授
「それは日々が幸せだからだと思いますね。日々の生活が充実していると、誰かに与えるエネルギーを生む余裕が出てきますよね」と言い切る倉科だが、その幸せを生み出すための秘訣は「朝起きて、ご飯を作って、妹を学校に送り出して、お昼は本を読んだり、テレビを見たり。休みの日は穏やかに過ごすようにしているから」と至って平凡だ。
しかし日々の小さなことに大きな幸せを見出すマインドを磨くのは簡単なようで、実は難しい。倉科はどんな境地なのだろうか? 「ないものねだりばかりしていると、思考がマイナスになる。だから『私は私』という気持ちですね。隣の芝は青く見えるけれど、自分の芝だって素晴らしい。だからもっと素晴らしい芝にしようと考えるんです」と自らの人生哲学を明かす。
仕事に対するモチベーションも、意外なところに重点を置いている。「出会いですね。この仕事は色々な方に出会って、そしてまた再会することもある。出会いから何かが生まれて、そこから繋がりもできるので、一番大切にしています」という。だからこそ社会でバリバリ働く独り身の女性に対しては「その頑張っている姿を、きちんと見てくれている人は絶対にいます」とエールを送る。誰かが必ず“遠くでずっとそばにいる”のだ。
17歳の頃に夢見た未来の姿に今の自分は近づいている、という倉科。今回は主演という重要なポジションだが「何が何でもトップ女優になる! という意気込みはなくて、一個一個の仕事や出会いを大切に、自分が興味を持てる役柄を演じ続けることができれば嬉しい。
演技をすることが楽しいんですよね」と気持ちは常にフラット。これからも倉科は、様々な場所で笑顔の花を咲かせてくれることだろう。
映画『遠くでずっとそばにいる』は渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中
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