海外旅行では現金よりクレジットカード? 盗難・紛失被害に遭わないためには?
これだけ被害が多額になるのには、日本人の間にまだまだ「現金至上主義」が残っていることが影響しているよう。例えば、昨年の海外旅行で持参した現金1年間の総額は1人あたり平均20万円だそう。これだけの現金を持っていると、盗難にねらわれる可能性が高くなるのかもしれません。
実際、現金の盗難・紛失被害にあった人の50%以上の人が、被害遭遇後、「必要最低限の現金しか持ち歩かない」「できるだけカードで決済する」という形で、気をつけるようになったそう。また、「実際に持ち歩く現金が減った」と回答した人は約50%、「カードの利用が増えた」とした人も約30%にのぼり、現金からカードへと変化していることがわかりますね。
旅行ジャーナリストの村田和子さんによると、「多額の現金を持ち歩くのは自ら危険に身をさらすことと同じ」「現金の持ち歩きを控え、クレジットカードが利用できるところでは、徹底的にカードで支払うことをおすすめします」とのこと。
カードは盗難にあっても、過失がなければ身に覚えのない第三者の請求分の支払い義務は生じませんし、即時停止することもできるうえ、ホテルのチェックインの際には信用の証としても使用できるそう。海外旅行では、クレジットカードを必須の持ち物と言えるかもしれませんね。
せっかくの海外旅行で盗難や紛失に遭遇しないためにも、賢くクレジットカードを使うことが大切なようです。今年の夏休みに海外に出かける人は、ぜひ覚えておいては?
・トラベルジャーナル
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