連載 2013年度版 妊娠・出産のお金特集 ~内祝いの相場から育児休業給付金まで~
妊娠判明!妊娠・出産でかかるお金を整理しよう(2013年度版 妊娠・出産のお金特集 ~内祝いの相場から育児休業給付金まで~ Vol.1)
当ページの記事は、2013年7月の法律、情報に基づいております。
最新(2015~2016年度版)の出産手当金・育児休業給付金の記事はこちら!
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妊娠が判明した時、漠然と「出産って、お金がかかりそう」と心配になる人も多いのでは? 「たまごクラブ」で10余年連載を持つファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに妊娠・出産でかかるお金についてのお話を伺いました。
(この記事は2013年7月現在の法律、情報に基づいて書いています)
検診費用は、ほぼ無料
「今、検診費用は、基本的にはほとんどかかりません」と畠中さん。でも、ただボーっと待っているだけでは、タダにはならないかも!? 第2回「妊婦健診のお金、知っておくべき常識3つ」としてアップするので、ポイントを把握して、もらえるお金を逃さないようにしよう!
出産準備品の平均は、約9万6650円(「たまごクラブ」編集部調べ)
出産準備用品にかかったお金は、平均約9万6650円(「たまごクラブ」編集部調べ)。
マタニティウエアで、意外と盲点なのは下着類。洋服は普段着を使い回すこともできるけれど、下着は妊娠期限定で必要なものもあるからだ。
ベビー関連グッズは、買いすぎに注意! 私は3人の子を産んだけれど、ベビーベッド、ベビーバス、チャイルドシート、搾乳機、全てレンタルで済ませて何の問題もナシ。初産の時はベビーウエアを買いすぎてしまったので、第2子以降は、肌着だけを揃え、様子を見ながら買い揃えていく、程度で充分だった。
分娩・入院費の平均は、約42万円前後(「たまごクラブ」編集部調べ)
出産にかかる費用は、平均約42万円前後。妊娠・出産は、経過が順調であれば病気ではないので、健康保険は使えない。その時に頼りになるのが、出産育児一時金だ。基本は子ども1人につき42万円だが、双子以上(多胎)の場合や、付加給付がある場合もある。詳細については第3回「分娩時のお金は、出産育児一時金でフォロー」にてチェックを!
内祝いの相場は、頂いたお祝いの1/3~1/2程度
内祝い(出産祝いのお返し)の相場は、頂いたお祝いの金額(品)の1/3~1/2程度が目安。出産直後から届き始めるお祝いの品は、嬉しい反面、「お返ししなきゃ!」と、慣れない育児でくたくたな時のプレッシャーにもなりかねない。出産前の、“お楽しみ”として内祝いの目ぼしをつけておくのもひとつの手。
双方への両親への感謝を忘れずに!
このほかにかかる費用としては、「里帰り出産の交通費」「赤ちゃんの行事に関するお金」などがある。
里帰り出産をする場合は、いくら実家とはいえ配慮の気持ちの表現として、お金を渡したいもの。赤ちゃん行事としては、生後1ヵ月頃、住んでいる地域の氏神様にお参りする「お宮参り」、生後100日~120日に自宅で行う「お食い初め」、最初の節句(女の子は3月3日、男の子は5月5日)を祝う「初節句」などがある。どれもが双方の両親を招いてお祝いすることが多いので、結果的にお祝い金などで行事費をまかなえることも。そんな時には、「ありがとうございます」という双方の両親への感謝を忘れずに!
取材/楢戸ひかる