妊婦健診のお金、知っておくべき常識3つ(2013年度版 妊娠・出産のお金特集 ~内祝いの相場から育児休業給付金まで~ Vol.2)
■母子手帳交付時に、必要な手続きを把握しよう!
妊婦健診について声を大にして言いたいのは、「
自治体によって助成内容は大きく違ってくる」ということ。「妊婦健診は14回まで無料」とは書いたけれども、ただ待っているだけでは制度を受けられないこともある。自治体によっては、「申請書を提出する」つまりは、自分でアクションを起こして初めて助成を受けられるところもあるからだ。検診の助成券は母子手帳交付時に一緒に配布されることが多いので、その際に券が配布されない場合は、必要な手続きにについて確認しておきたい。
■里帰り出産で損をしないために妊婦健診の無料制度は、原則、里帰り出産では使えない。けれど受診券は捨てないで!
使わずに残った受診券は、現金化してもらえる。「そのことを知らないで捨ててしまう人がいるんです。
健診の受診券は金券だと思っておいて。
受診券を現金化できる期限は決まっているので(半年や1年など)、里帰りが長い人は手続きをパパにお願いしましょう」。8ヶ月で里帰りしたとして、使わずに残った8枚の受診券=4万円(一枚5,000円で換算した場合)は大きい。
取材/楢戸ひかる