今こそ転職!? 今の女性の転職トレンドを表すジョシカバリーとは
ここで、牛窪先生から出たキーワードが、「ジョシカバリー」。これは、女子+ディスカバリー(Discovery=発見)、カバー(Cover)をかけた造語。
今の転職トレンドを名付けたもので、男性だけではカバーし切れない領域を女性がカバーしていくという流れを称しています。具体的には、新卒のときは安定志向で事務職に就いていた女性が、転職で自分を発見し、サービス業などに転職するケースがその一例として挙げられます。また、男性がやると思われていた、警官、自衛官、消防士、研究職などの職種に女性が進出していることもそのひとつ。
実際、女性は共感性や協調性が高いので、脳科学的に見てもサービス業、接客業に向いているという澤口先生の説明も。また、男性だけのグループより、女性が混ざっているグループのほうが生産性が高くなるという実験結果もあるようで、女性が活躍することは企業にとってもメリットがありそう。
これから、ウーマノミクスでますます女性を活用しようという流れがあり、女性にとっては追い風が吹いていると言えるという、田中先生の心強い言葉がありました。今はキャリアの転換期であり、キャリアの主導権を自分が握ることが大切というメッセージもありました。このことからもジョシカバリーの時代が来ていることを感じました。
転職すると決めるのは一大決心かもしれませんが、せっかくのジョシカバリーの時代、自分のキャリアを切り開くためにも、転職への一歩を考えてみるのもいいかもしれません。