スウェーデンの老舗テキスタイルメーカーであるクリッパン社。ブランケットが有名だが、今年の秋冬のブランケットコレクションに皆川 明さんの柄が発表されたそう。皆川さんは、『ミナ ペルホネン』というブランドを率い、東京スカイツリー(R)の制服なども手がけているデザイナーだ。皆川さんとクリッパン社の総輸入販売元であるイーオクト社長の高橋百合子さんがお話されたというトークショーの様子をお届け!
左奥:皆川 明さん 中央が高橋 百合子さん(手前は司会者)
■クリッパン社と皆川さんの共通点
高橋:去年の7月3日、皆川さんの展覧会でお会いしたのが初めての出会いでした。その後、皆川さんご自身がものづくりのお話をされる機会に偶然居合わせまして。お話を伺いながら、「工場とのやりとりを心から楽しんで、素材を大切にしながらものづくりをされている様子が、クリッパンのものづくりと共通しているな」と、思いました。そもそも、皆川さんとの北欧との関わりはいつからなんでしょうか?
■皆川さんと北欧の関わり
皆川:19歳の冬に初めて北欧に行きました。寒い時期に、ラップランドにあるガラス工房に行ったんです。