くらし情報『「冬の家の」ブランケット展【前編】』

「冬の家の」ブランケット展【前編】

皆川:「自分はどんな新鮮なことをクリッパン社にできるだろうか?」というのを考えた時に、繰り返していくモチーフではなく、ブランケットという空間をひとつの絵、キャンバスのように考えて図案を置いていったら…と思いました。コラボレーションをする時には、いつも相手をリスペクトした状態で仕事に臨みますが、彼らにとっての新鮮なことは何だろう? 自分が関わったことで、デザイン的な美しさだけではなく、方法論としても何かできないかな? ということは、常に考えます。

「冬の家の」ブランケット展【前編】

■いいものを作っている工場は“人”がいい

皆川:
スウェーデンの工場でファーストサンプルを見た時に、デザインのバランスで、修正したい点があったんです。それを伝えると、担当者は快くOKしてくれました。製造スケジュールはギリギリで待ったなしだったんですけれどね。いいものを作っている工場は、ハード面もいいですが、人がいいです。そして、温かい。「ブランケットのように、シンプルだけれど、クオリティが問われる作品を作る人柄というのは、こうなんだな」と思いました。
そういう雰囲気が工場全体にあって、良い製品を作っているのは、工場からも感じられます。

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