大好きな人を亡くし希望が持てない…どうしたら前向きに? 【心屋仁之助 塾】
「お母さん」と呼びかけても、どこからも返事が返ってこない悲しさは、言葉にできないものです。いつも家で待っていてくれる、あの存在はいない。自分を守っていてくれた大きな存在がいなくなってぽっかり穴が空いたようです。
今、これを書いていて、まだ泣ける自分にちょっと驚いています。心のよりどころだった、大切な存在を失うことというのは、身をえぐられるような辛さがあると思います。
大切な人を亡くしたはるさんだから分かると思います。人一人の存在が亡くなるということは、誰かに大きな影響を与えるということを。はるさんが、おじいさま、おばあさま、そしてお子さまのいる所に行きたいと望みつつもそうしないのは、人が一人消えることの影響を誰よりも良く知っているからだと思います。
今は、辛さに耐えて「自分が生きる」ということだけに力を注いでください。なにもできなくてもいいです。前向きにならなくてもいいです。息をひそめてふとんにくるまっていてもいいです。ただじっと、自分の命を繋いでください。
今は吹雪が吹き荒れる冬の時期なのです。土の中で芽生えを待つタネのようにじっと冬を耐え忍んでください。やがて、放っておいても春が来ます。
春は必ずやってきます。すると、はるさんが無理してがんばらなくても勝手に芽が生えるのです。土から顔を出すのです。
今はじっと悲しみにひたっていてください。
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