くらし情報『教育資金贈与は、「小出しにちょっとずつ」で失敗なし ~孫へ贈る教育資金贈与制度特集3~』

教育資金贈与は、「小出しにちょっとずつ」で失敗なし ~孫へ贈る教育資金贈与制度特集3~

今年、祖父母から孫へ教育資金をあげる際の税金上の特典ができ、それを利用するための金融商品が、大ヒット中。でも教育資金に詳しいファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは、「新制度利用ができたからといって、すぐさま飛びつくのは得策ではないのでは?」というスタンス。その理由の一つ目は、もともと教育費の援助に贈与税はかかるからないから。では、2点目の理由は?

教育資金贈与は、「小出しにちょっとずつ」で失敗なし ~孫へ贈る教育資金贈与制度特集3~

■高校時代までは教育費は家計内でやりくりを! 二つ目の理由は、「その家にとって、分不相応な教育費が突然入ってきて大丈夫なのか?」という点。「私がずっと言い続けているのは、高校時代までの教育費は、通常の家計の範囲内に収まるようにしましょうということです。ちなみに大学時代は家計の範囲内では収まりきらないので、子供が小さい頃からの積立を提唱しています」と畠中さんは言う。

そんな中、突然、大金が入ってきたら? 「最後まで祖父母が学費や習い事のお金を負担してくれるのであれば、さほど問題はありません。ただ、前記事の通り、途中で祖父母の家計の事情が変わることもありえます。
そうなった時が問題です。」

■新制度を使う場合のポイント2点畠中さんが指摘してくれた問題点について検討した上で、それでも新制度を使いたい場合は、ポイントは下記の2点となる。

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