どうやったら出るの? 知っておきたい便秘にならないための掟【前編】
胃・大腸反射をコントロールしているのは、自律神経の副交感神経です。副交感神経はリラックスしているときに働くため、緊張や興奮しやすい昼間よりも、寝起きのリラックスしている時のほうが排便には向いています。そのため、慌しく準備をして出掛けるような生活をしている方も便秘になりやすい傾向にあります。まずは朝の時間をゆったりと過ごせるよう、ゆとりをもった生活を心掛けることが大切です。
■便のレシピ便は食べた物のカスが排泄されたもので、全体のうち、70~80%が水分、そして、残り、20~30%が食物繊維と腸内細菌などで成り立っています。この腸内細菌の割合で便の質もかわるのです。
例えば、匂いのきつい便の方は、悪玉菌が繁殖している証拠。悪玉菌が生成した腐敗産物である、アンモニア、インドール、スカトール、アミンなどがその原因物質です。
ちなみに赤ちゃんの便の腸内細菌のうち95%はビフィズス菌という善玉菌が占めているため、匂いもほとんどなく、有害性が少ないのです。
腐敗物質が多いほど匂いもひどくなるし、発ガンや老化などの害を及ぼす原因にもなりますから、便やおならの匂いの変化も見逃さず、自分の健康状態を把握しておくことが大切です。
ではそもそもなぜ便秘が起こるのでしょうか?便秘を改善させるための掟とは? 次回、【後編】でお伝えします。
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