上司とのコミュニケーションを、驚くほどスムーズにさせる技【伝え方が9割】
■相談2(32歳・会社員)参加したくない飲み会の上手な断り方を教えてください。
■回答こちらは「赤裸裸法」を使えば、断られた相手はイヤな気分にならず、今後の関係にもヒビが入りません。この方法は、コトバに感情をのせて熱をこめて、表現するのです。
飲み会を断る時に活用するのであれば、一例が「今日、ファスティングの日なんで食べちゃダメなんです。でも、行きたかったー!」となります。「行きたかったです」よりも「行きたかったー!」のほうが本音を赤裸裸に言っているように伝わります。参加できなくて残念な気持ちが表現されていますから、二度と誘われない、という事態も防ぐことができます。
断る理由は、地方から友人が来た、親戚が待っている等、何でもかまいません。
自分が言いやすい理由をあらかじめ考えておくのも、1つの手でしょう。
■相談3(34歳)相手から今後、誘われたくない時のソフトな断り方が知りたいです。
■回答今後も円滑な関係を続けたい相手、例えば直属の上司であれば、「みんなで行きましょう」「実は彼氏がいるので……」などが定番だと思います。コレに「でも、誘ってもらえてうれしかったです」と付け加えると、相手の顔が立てられるうえに、気持ちもくみ取ることができます。
その場限りで今後、関係が継続しない相手からの誘いを断る時は、デジタル音のように感情を込めない声で、「興味がないので」と言い切ってかまいません。
電話勧誘などを断る時の、あの声です。優しく対応すると、また誘われてしまいます。感情を込めずに冷たく言えば、相手が再度誘う二度手間の省略にもつながりますから、これも、相手の頭の中を想像する一環です。
次回は、「上手な断り方」続編と、自分の気持ちを上手に相手に伝える方法を伝授していただきます。
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