大人女子こそ観るべき! Wヒロイン姉妹に共感する 本年度アカデミー賞(R)最有力映画が3月公開
『美女と野獣』や『塔の上のラプンツェル』など、数々の名作を生み出して来たディズニー映画から、ついに金字塔とも呼べる作品が誕生! それが、3月14日のホワイトデーに公開される『アナと雪の女王』。
全米で“ディズニー・アニメーション史上No.1”のオープニング週末興収を記録し、6週目には再びランキング1位に返り咲くという快挙を達成。これは「アバター」以来(2010年1月)で、同週の興行成績も「アバター」「タイタニック」に次いで歴代3位を記録しているというから驚き!
そんな映画だけに、もちろん賞も獲得。「ゴールデン・グローブ賞」ではアニメーション映画賞を受賞。3/1(土)に発表されるアカデミー賞でのW受賞(主題歌賞、長編アニメーション賞)にもさらなる注目が集まっています。
「ディズニー映画は子供向け」という先入観を持ってはいませんか? 本作は違います。大人の女性にこそ観てもらいたい作品なのです! その理由は、人に言えない悩みや苦しみを抱えた主人公、姉・エルサと妹・アナ、彼女たちの心情に、現代の大人の女性だからこそ共感できるところが沢山あるからです。
元々は仲の良かった姉妹・エルサとアナですが、“秘密の力”を持つ姉・エルサは、愛する妹を傷つけることを恐れ、アナを遠ざけます。しかし、久しぶりに人々の前に出た時に、その力を爆発させてしまい、誰も傷つける恐れのない山奥で生きていくことを自ら選択。そこで初めて力を解き放ち、ありのままの自分を受け入れ、自由と喜びを掴むのです。
妹のアナは、今まで拒絶されてきたと思っていた姉・エルサの苦しみを知り、エルサを救いたい一心で、危険な雪山へと迷いなく、命がけで突き進みます。与えられる側から、自らが与える側へと変化した時、アナもまた自分を成長させていきます。
そう、本作で描かれているのは、「自分の意志で、大切なものを掴もう・守ろうとし、自身を成長させる人」。まさしく、自立した現代の大人の女性像なのです。そうした心の描写が、素晴らしい音楽で表現されており、深く心にしみてきます。
姉妹や家族への愛は年齢とともにより深く育まれていくもの。エルサとアナのような「愛情があるからこその心のすれ違い」は、思春期を通り過ぎた大人の女性に、「家族をもっと大切にしよう」という、温かな感情を思い出させてくれます。
映画を観た人は、それぞれが共感できるポイントがあり、きっとその気持ちを語りたくなるはず。試写会を観た20代女性の言葉を引用してみると…「観終わった後、愛について語りたくなるから、観る相手は彼や母親や姉妹だと、一緒に観るのが恥ずかしい。次はぜひ、女子会メンバーで観たいです」とのこと。映画を観てから女子会、なんてプランにピッタリの映画ですね。