自転車でも大きな事故につながることも!? 気をつけたい自転車の安全チェックポイントとは
記者は、自転車の安全利用促進委員会が開催した「自転車検査 体験見学会」に参加。BAAマークを交付する際、行われている検査内容を見学してきましたが、一例を挙げると、ボディーの疲労試験は20時間かけて10万回も揺さぶるという念の入れぶり! BAAマーク付きの自転車は安全! という現実を目の当たりにしました。自転車を快適に乗りこなせるかどうかは、乗る人のマナー次第ともいえそうです。
「自転車ならさほど大きな事故にはつながらない」と油断は大敵。2013年夏には、子供が歩行者を転倒させた自転車事故に対し、その母親に9,500万円もの損害賠償を命じられた判例があります。
自転車の安全利用促進委員会が20~50代の主婦に行った「自転車に乗っているときの事故の(または事故になりそうになった)原因は何ですか?」というアンケートでは、前方不注意など71.7%が乗る側の責任であったこともわかっています。ルールとマナーの順守は徹底しなければならない現実が浮き彫りとなったのです。
事故を起こさないためには、メンテナンスも大切。前出の遠藤さんによれば、「日々、習慣づけてほしいのは、タイヤの空気圧とブレーキのかかり具合、サドルの固定状態の3つ。タイヤに空気を入れる、虫ゴムのチェック・交換、注油、パンク修理やタイヤ交換は、自分でできなければ自転車専門店に持って行きましょう」とのことです。
みなさんも、安全とメンテナンスを意識して、快適な自転車ライフを送って下さいね!
・自転車の安全利用促進委員会
公式サイト