働き女子必見! 太田光代さんと大渕愛子さんに学ぶ、仕事を最大限に楽しむための秘訣とは
女性の社会進出が目覚ましい近年。管理職を目指している、もしくは管理職としてキャリアを研鑽中の人も多いのではないでしょうか。そんな女性達のために今回は、芸能事務所「タイタン」など6社を経営する太田光代さんと、テレビでも活躍中で「アムール法律事務所」の代表弁護士を務める大渕愛子さん、そして進行役に転職サイト「リクナビNEXT」副編集長の原田芳江さんを迎えて、女性管理職ならではのマネジメント論や仕事観を、赤裸々に語っていただきました。
――リクナビNEXTの
アンケート【1】では、女性管理職で最も多い職種は財務・会計・経理などの専門職で、全体の24.8%を占める結果が出ています。弁護士も専門職ですが、大渕さんが弁護士としてキャリアの道を進まれたきっかけは何だったのでしょうか。
大渕愛子さん(以下:大渕)高校生の頃に、将来は専業主婦か働く女性になるか悩んだ時期があったんです。その当時は、自分の結婚や出産がどうなるかなんてイメージわかなかったので、何が起こるかわからない人生の中でキャリアがある方が乗り越えていけるかなと考えたんです。裁量の利く仕事の方が何かと自由にできるでしょうし。
――太田さんは、夫である爆笑問題のマネジメント事務所「タイタン」を1993年に設立されました。
太田光代さん(以下:太田)当時彼らが元々所属していた事務所を飛び出しました。あれは芸能界のご法度なんです。周りからは相当厳しい目にさらされました。それまでお世話になった方々への申し訳なさと、誰かが何とかしてあげないと彼らがつぶれてしまうと考え、仕方なく、なんです(苦笑)。ただね、仕方なく始めてみても、意外とここまで来ますってことなんですよ。だから、迷うぐらいなら、絶対に挑戦してみたほうがいい。私も社長業なんて全くわかりませんでしたが、1週間くらいで「向いてるかな」って思える瞬間がありました。私、元々考えすぎる嫌いがありましたが、この仕事は考えすぎるということはありません。いろいろ考えて、いくつアイデアを出せるかが勝負の世界なので、そもそも考えすぎるということがありません。これまで自分のダメな部分と考えてたことがびたっとはまった感じがしました。
大渕:私も、責任とか重く考えすぎないで、チャレンジしたほうがいいと思います。選択肢を狭めてしまうと、とらわれた枠の中で生きなければならなくなるじゃないですか。人生、いくらでもやり直しがききますし、踏み出した一歩のために人生が終わる、なんてことも実際はないわけですし。
太田:迷っているということは、「やってみてもいい」と少しは思っていることでしょ。誰かが自分の代わりに就いて成功したら、挑戦すれば良かったと後悔もしますし、人生は一度きりですから、それって一番、残念なことですよ。