後輩・部下に仕事を頼む時の伝え方、リーダー編その1【伝え方が9割】
相手のことを考えて話をすることで、人間関係が改善される可能性があります。関係が良好になれば、苦手意識も次第に薄れてくるはずです。
少し話はそれますが、上司を持つすべての人に知っておいていただきたいことがあります。それは、上司自身が「部下から信頼されているのか、認められているのかを、常に不安に思っている」という現実です。
一般的に、ほめる・認めるのは上司から部下へかけるコトバですが、実は部下から上司へのこういったコトバも大切。ですから、「◯◯さんのようになりたい」「◯◯さんの仕事、すごいですね! どうやってやったんですか?」など、時には上司に対してもほめる・認めるコトバをかけると、関係はより良くなります。
最近、私は仕事で企業の社長とお会いする機会が増えているのですが、話を聞いてみると、上場企業の社長でさえ、この不安を抱えていて驚いたことがあります。ぜひ、みなさん心がけてみて下さい。
■2. 時間外の仕事を頼む時の伝え方拙著の「ノー」を「イエス」に変える技術の切り口4「認められたい欲」を活用しましょう。例えば「鈴木君クオリティがほしいんだよ。明日までにお願いできない?」と、相手の仕事を認めるところから入ることで、自ら仕事をやりたくなるような伝え方をするのです。人は誰でも他者から認められたい欲を持っていますから、そこを突いてあげることで、面倒なことでも快く引き受けてくれやすくなります。
「鈴木君、残業お願い」という単刀直入すぎる伝え方では、言われた相手は単純に嫌なことを押しつけられた気分になりますから、避けましょう。
次回は、
3. 頑張っているメンバーをやる気にさせる一言
4. 何度教えても同じミスを繰り返す部下に対しての伝え方
についてお伝えします。
・「伝え方」のお悩みにアドバイスしてほしい方募集!
・『伝え方が9割』の佐々木圭一氏に聞く、心に響く伝え方
簡単ではない…男性が『告白を決意』する瞬間