苦手を克服してほしい時の伝え方、リーダー編その3【伝え方が9割】
「簡単に成功する仕事じゃないと思うよ。でも、だから山田さんにお願いしたんだ。山田さんなら工夫してやり遂げられると、私は信じているから(もしくは、期待してるから)」
このように、やり遂げることに目標を設定して、かつ「信じているから(もしくは、期待してるから)」など、「あなたのことを評価していますよ」と、相手をほめる一言を添えてみて下さい。ほめられると人は動くもので、この一言があるだけで、結果までの頑張り度も変わるはずです。
本人が頑張ってやり遂げることで、苦手分野を克服できる可能性もあるのです。上司という立場にある人間は、ほめて認めることも仕事の一環ですから、何となくサラリと流してしまうのではなく、コトバでキチンとほめてあげて下さい。
ちなみに私自身が部下をほめる時は、テンションが120%上がって、「すごいね!」「よくできたね~!」と、驚いた感じでコトバがけをしているそうです(……と、その電話を聞いていた担当編集さんから言われました)。
感情的にほめることでより相手には伝わりやすくなりますし、言われた相手も喜ぶのでは、と実感しています。
ほめる時にはできるだけ感情も込める。やり遂げることを目標として設定することとセットで、覚えておいて下さい。
次回は、得意先や社内での初対面の相手のほめ方と、会話をつなぐテクニックについて回答していただきます。
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