五月病を甘く見てはダメ! 香山リカ先生が教える「心療内科・精神科の選び方」
5月のGWが終わると、「何となく気持ちが落ち込む」「体調が優れない」と感じる女性は少なくない。中には“五月病”を疑いつつも我慢してしまい、症状が悪化する人も。
メンタル面で不調を感じた場合、どの段階で病院を受診すべきなのだろうか? 心療内科、メンタルクリニック、精神科、どの病院がいいの? 職場環境と働く女性のメンタルヘルスについて詳しい精神科医の香山リカ先生に、上手な病院の選び方や、健康的に仕事を続けていくためのコツを伺った。
■働く女性の不調は原因が特定しづらい、週末しっかり休んでも回復しないなら要注意! 「職場環境や人間関係が変わることの多い4月は『周囲の期待に応えたい』という気持ちからいつもより緊張気味に。それが、5月の連休で友人と会ったり、実家に帰ったり、趣味の時間を持ったりすることで自分のペースに戻ります。その落差があまりにも大きいと、仕事に戻ったときに切り替えがうまくいかず、体調を崩してしまうことがあるようです」
と、香山先生。いわゆる五月病として身体に表われる不調は、通勤電車に乗ったときに起こる動悸や腹痛、月経前後の不快な症状の悪化、食欲不振や過食、不眠や過眠、アルコール依存や自律神経の乱れと、多岐にわたる。