仕事のやる気がなくユウウツ…デキる同僚にも嫉妬してしまいます【黒川伊保子】

■共感してくれる人は必ずいると心得るさて、ここまでのアドバイスで疲れやイライラが抜ければ、周囲に与える微妙な不快感がなくなるので、周囲が優しくなります。これだけで「自分より、周囲の誰かの方が大切にされている」と感じることが少なくなるので、軽い嫉妬なら抜けちゃうはず。

仕事のやる気がなくユウウツ…デキる同僚にも嫉妬してしまいます【黒川伊保子】
それでも嫉妬が残る人へ。周囲に認められないと存在意義がない、というのは、あなたの幻想ですよ。

人間の感性は、1つじゃない。だから、周囲のすべてに認められるのは不可能なのです。特に、人にない着眼点や発想のある人は、活躍する一方で、「あの人だけは我慢ならない」と思う人を一定数抱えています。

小堺一機さんは、以前ラジオでご一緒したとき、師匠の萩本欽一さんが「芸人は、世間に叩かれなければ、本気で好かれていることにならない」と言ってくれたと話してくれました。


マドンナは、スキャンダルが続いたとき「無関心よりずっとまし」と笑ったそう。その振れ幅の差はあれ、一般人も一緒です。叩かれる以上、才能があるのだな、と思えばいい。

一方で、人間の感性は、千差万別と言うわけじゃない。私どもの研究所で感性の分類をするときも、最大16種類くらいの分析軸しか使いません。つまりね、「あなた自身が一生懸命生きて手にしたノウハウや、あなた自身が絶対にいいと思って提案したこと」に共感してくれる相手は、必ずいる(しかも、けっこう少なからずいる)ということです。

趣味やプライベートな世界なら、その相手を探せばいいだけ。プロフェッショナルの領域では、周囲をよく観察して、周囲の人の感性に合わせてカスタマイズしたり、説明する方法を編み出せばいい。


脳の構造から言って、一人勝ちの人はいません。美人で気立てがよくて学歴も高く仕事が出来ても、単なる「便利屋さん」になっている人はたくさんいます。一方で、若き日に一般受けしなかった個性的な人ほど、「その人じゃなければだめ」なことを持ち、生き残っていたり。

というわけで、「社会的一般価値」や誰かと比べて、自分にマイナス点をつけるなんてナンセンス。自分自身を一生懸命生きて、自分の持ち味を上手に周囲に知らせてください。


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