イマドキの“お受験”最新常識5つ【私立を目指す家庭の教育資金特集1】
■イマドキの常識その3 “絶対に公立”なら志望校をワンランク下げる「浪人を避けるため、“絶対に公立で”と考える御家庭では、あえて志望校を1ランク落とすケースが増えています」。この方が合格の安全性が高いため、中学校の先生や塾の講師から、そうした提案を受けることが多いという。
■イマドキの常識その4 滑り止めにふさわしい私立が見つからないこうした話を聞くと、「私立高校を滑り止めとして受けたら良いのでは?」と思う人もいるだろう。でも、それが現実には難しい。「一定レベル以上の高い進学率を誇る中高一貫校ほど、高校からの受け入れをしていない、もしくは、わずかしか受け入れないというところが絶対数として増えてきているのです。とりわけ、この傾向は女子の進路で顕著です」。つまり、成績が良く、レベルの高い公立高校を受験した場合の滑り止めにふさわしい私立高校が見つからないのが現状なのだ。中学受験に臨む女子が首都圏で増えている背景には、高校からでは有名私立に入ることが難しいことを見越した親の決断があるようだ。
■イマドキの常識その5 「公立&塾」vs「面倒見の良い私立」「私立中学に行くとお金がかかる」と、やみくもに思っているのも、もはや少しピント外れかもしれない。「今、首都圏では、公立に進学しても補習塾に通うお金がかかることを考えれば、面倒見のいい私立に入った方が結果的にオトクという話がホットです」公立高校に進学した場合、予備校費用を心づもりしておく必要がある。その費用まで考えて“教育費”を考えると、塾並みに個々の生徒をフォローする体制に力を入れていたり、夏休みに補講が充実した私立にいれた方が結果的に安上がりになるケースもある。
「私立中学の受験もアリ!?」 そんなことを考え始めたあなたに
次回は
「本当はいくらかかるの? 教育費最新データ」です。