その会社、長く働けそうですか? プロの投資家が伝授する「成長する会社・しない会社」の見分け方
転職活動中に会社を選ぶとき、仕事内容や福利厚生の充実度、給与などの条件を重視して、入社を決めることが多いだろう。でもどんなに希望に合った会社でも、もしその会社に将来性がなかったら?
入社時に魅力に感じていた福利厚生が縮小してしまったり、最悪の場合倒産してしまうこともありえる。では、会社の将来性や成長性について、何をもって良し悪しを判断すればいいのだろうか。財務諸表や決算書に関する専門知識が無くても分かる判断のポイントを、資産運用のプロとして数多くの会社を見てきた藤野英人さんに伺った。
■成長企業=顧客からの支持が増えている会社売上高と営業利益、株価の3つでチェック! そもそも、会社が成長しているとはどういうことなのだろう。藤野さんは、「お客さまからの支持が増えている会社」こそが成長している会社であると断言する。
「お客さまからの支持が増えているというのは、単純に客数が増えている、または、一人当たりが使う金額が増えているということ。そういう会社には勢いがあり、明るく楽しい雰囲気があるほか、給料が増えたりポジションが増えたりすることで、社員自身の成長のチャンスも増えていくと期待できます」