「サザエさん症候群」 空虚な気分をアップする音楽3選
バッハの「イタリア ピアノ」と題されたCDで心を整えてどんなにもう少し休みたい!と思っても明日は来ます。せっかくなら、気持ちを調整して落ち着きましょう。考えるとどんどん負のループにハマってしまいそうなら、音楽に身を委ねて大らかな気持ちになれたほうがお得です。
そういう時にもってこいなのが、このバッハ・アルバム。ドイツで生まれ、生涯をほぼドイツで過ごしたバッハが、ヴィヴァルディはじめヴェネツィアの作曲家から影響を受けて作ったイタリア・モードの曲が集められています。しかも、現代ナポリを代表する大御所ピアニスト、アルド・チッコリーニとマリア・ティーポに師事した俊才、オリヴィエ・カヴェーの若々しくも緻密な演奏が気持ちを整えてくれ、光が見えてきますよ。
マイスキーの弾くメンデルスゾーンの「チェロ・ソナタ」で元気にマイスキー独特のダイナミックな動きのある演奏で始まるメンデルスゾーンの「チェロ・ソナタ」2番。この曲から始まるのが嬉しいCDです。
どの曲からスタートするかは意外と大事。「サザエさん症候群」の心理状態を甘く見てはいけません。ヘタしたら涙ぐんでしまいそうな自分を、少しずつ鼓舞し、穏やかに明日へとバトン・タッチしましょう。
ラトヴィアに生まれ、18歳でチャイコフスキー・コンクールに入賞しながら、反体制人物とみなされ強制労働に従事した経験を持つミッシャ・マイスキーのチェロは、ダイナミックでありながら限りなく繊細。メンデルスゾーンの美しくのびやかなメロディを自在に操り、徐々に、でも確実に、無理なく、私たちを落ち込みから救い出してくれるでしょう。
音楽で気分は変わります。こんなBGMで、心を明るく軽い方向へ導いてみませんか?
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ハイドン&ボッケリーニ:チェロ協奏曲
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ヨハン・セバスチャン・バッハ:Concerti,Capriccio & Aria
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メンデルスーン:チェロ・ソナタ他
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