便秘にはヨーグルトよりもっとオススメの食材があった!? バナナを食べて「ポッコリお腹」を解消しては?
けれどもそれらの食べ物を「毎日食べている」と回答した人はわずか18.6%。「週に5~6日食べている」と回答した人も10.8%しかおらず、「便秘に効く」と思っている食べ物が、毎日食べるのにはあまり適していない、と感じている人が多いという実態が明らかに。
さらに、「便秘に効く」と思っている食べ物を実際に食べた上で、どのくらい効果を実感しているかを質問したところ、「あまり効果を感じなかった」で35%。「効果を感じなかった」が17.8%、「全く効果を感じなかった」が13.6%おり、合わせると7割近くの人が効果を実感できていないという残念な結果になりました。
一方、便秘の症状としてお腹が少し膨らんで見えてしまう「ポッコリお腹」に悩んでいる人は非常に多く、54.6%と半数以上の人がとても気にしたことがあり、「少しある」「たまにある」を加えると、9割近くの人が「ポッコリお腹」を気にしているようです。体調やメンタルだけでなく、見た目にも影響を与えているのですね。
こんな切実な便秘の悩みが明らかになったところで、腸のスペシャリストで、内科医の松生恒夫先生に、便秘に効果的な食材について聞いてみました。
松生先生は、自分の患者さんにバナナを1日2本食べることをオススメしているそう。バナナは安価なうえ、低カロリー(1本で86kcal)で食物繊維、オリゴ糖に加えて、ビタミンB群、マグネシウムが豊富なので、腸内環境改善ができ、便秘に効果的な食べ物なのだとか。
また、デスクワークが増えて体を動かすことが少なくなったことや、ストレスや緊張状態が続くことが腸内環境を悪化させ、便秘につながることも考えられると松生先生は言っています。
さらに最近流行っている炭水化物を抜くダイエットも、オリゴ糖が摂取できないため腸に悪影響を与えるとのこと。その点、バナナにはオリゴ糖が含まれているうえ、日本人の必要栄養成分で不足していると言われているマグネシウムが含まれているので、これらを補足するといった意味でも、オススメの果物なのだとか。
冬になると冷えのために腸の働きが鈍り、便秘がひどくなりがちなので、バナナと甘酒を一緒に食べることを松生先生はオススメしています。
便秘にはヨーグルトといった思い込みのあった人は、ぜひ一度バナナを試してみてはいかがでしょうか? 安くて栄養豊富といいところがたくさんあるバナナ。ぜひ今日から食生活に取り入れたいですね。
・日本バナナ輸入組合
公式サイト