照れ屋さんが両親に感謝の気持ちを伝える方法【伝え方が9割】
58万部突破のべストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、読者の皆様からのお悩みに解答していただくこのシリーズ。第33回目は、ご両親へ感謝の気持ちを伝える方法について回答していただきます。
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【回答】前回は、お世話になった先生と、親友へ感謝の気持ちを伝える方法でした。今回は、照れ屋な相談者さんが、ご両親に感謝の気持ちを伝えられるようになる方法です。
■ご両親に伝える最大のポイントは、イベントを利用して伝えることです。ご両親の誕生日や父の日や母の日に、直接言うのが恥ずかしいのであれば、手紙でもかまいませんので「ありがとう」と伝えてみて下さい。相談者さんにとって最も手軽に実行できる方法且つ、イベントですから「突然どうしたの?」と、ご両親にも言われる心配もありません。
■母親に伝えるイベント時に伝えるよりも、もう一歩レベルを上げる伝え方があります。
相手が何と言ってほしいのかを考えて伝えてあげる、という方法です。母親に対しては、
「最近、外食が多いけど、やっぱりお母さんのご飯が一番おいしい。いつもありがとう」
などと伝えてあげると、母親はものすごく喜んでくれるはずです。一般的に食事の支度をするのは母親の役目ですが、毎日手間ひまをかけて作っている割には、家族から感謝されているかどうかがわからないものです。だからこそ、今まで当たり前のようにしてくれてきたことに対して感謝をする。この、当たり前のことに感謝されることが、母親目線で考えたときに喜ばれるコトバになるのです。